「心の中は真っ黒」
「着火剤」
息子がお風呂に入った時に
かさぶたがとれ、そこから出血が止まらず
お風呂は血まみれ
バスタオルも血まみれ
出血が止まらず、圧迫止血を試みるも
止まらず
ガーゼを重ねて、きつめに包帯を巻くと
出血がおさまるが
包帯をとると、また出血する
病院に相談し、救急で診てもらい
なんとか止血できたものの
3日は安静と言われて
今、家で安静にしています。
血のついたガーゼが山のようになり
また出血がおさまならない事が
左手の手術後の大量出血を思い出したようで
収まっていた不安障害が強くなり
何も手につかなくなった息子
本当なら今日はお友達と会う予定だったのですが
自分から行かないと言い
確かに安静にしていなければならないので
予定はキャンセルにしたのですが
まだ少し夏休みの課題が残っていますが
不安でそれどころではない
来週、精神科の通院があるので
持ち直す可能性もありますが
果たして学校へ行けるのか全くわかりません
担任の先生には状況を説明し
夏休みの課題の残りは学校でやるから
気にしないようにと言われたものの
「頭が不安で真っ黒なんだ」と息子
何を考えても悪い事しか考えられない
息子の学校は入学式や始業式、終業式などの行事以外は制服を着なくてもよい学校なのですが
息子にとっては制服を着て行事に参加する事が実はものすごいストレス
きっと当初行くはずだった中学校の事を思い出すのでしょう
沢山の人間、沢山の話し声など…何気ない事が
彼にとっては苦痛のかたまり
他人からすれば、些細な事が不安を引き起こす着火剤なのです。
制服は確かにありますが、思い出さないように
なんちゃって制服に
よーく見ないと制服じゃないとわからないものにここで変えました。
ワイシャツの代わりにポロシャツにして
始業式で沢山のお友達が集まる
もう彼には耐え難い苦痛なのです
私は担任の先生に始業式は息子と話をして
後ろに少しいるか、教室で過ごすかどちらかにと
話をしました。
社会から見たら、弱いとかだらしないとか
そんなんじゃ大人になれないとか思われるでしょう
でも、不安障害で苦しくて苦しくて仕方がない人もいます
「死ぬんじゃないか」その恐怖がいつも心にあって
でも、必死に生きています
どうか、そんな思いで生きている少年がいる事を知って下さい。
その少年は誰よりも頑張っている事を
2018年8月17日(金)
この世の全てに感謝して
この世がもう少し優しくなりますように
包帯でぐるぐる巻きして、なんとか止血
所詮は素人の止血です
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