待ちくたびれる
「いかなる人の知識もその人の経験をこえるものはない。」 by ジョン・ロック(イギリスの哲学者)
私はトータル何十回も息子や夫、母を手術室まで見送りました。
しかし、自分自身は手術室に入った事がありません。
前に胸に粉瘤ができて、処置室で麻酔の注射をして
切開して膿をとる事はした事がありますが
全身麻酔の手術は受けた事がありません。
手術の怖さ、辛さ、痛みはわかりません。
ただ、待つ辛さだけはわかります。
正直、待ちくたびれました。
この何十年は待つ事ばかりです。
息子は3年前に左手の手術をした後
包帯を巻き直す時と爪を切る時以外は
左手を触らせてはくれませんでした。
動かす事すら怖くて、抜糸も思うように進みませんでした。
信頼している主治医が触るだけでも、怖くて下痢をしていました
最近やっと触らせてくれたり、動かすようになったのですが、
1月に左手をまた手術して、また触らせてもらえなくなり、
動かす事が怖いようです
これは待つしかありません
自分で「大丈夫!」と思えるまで、私達は待つだけ
自分に置き換えてみたら、手にメスを入れる
怖いですよ
さて、もうすぐペースメーカーの交換手術を受ける息子
今度はお腹を切ります
息子は1歳の時にペースメーカーを植え込みました。
ペースメーカーはよく鎖骨の下辺りに入れますよね
しかし子どもはスペースがないので、
お腹に入れます。
リードも大人は血管の中を通しますが、
子どもは血管が太くないので、胸を開き
リードを直接心臓に縫い付けます
三代目のペースメーカーを植え込む息子
しかしながら、大きくなりましたな。
2019年7月6日土曜日
この世の全てに感謝して
そして祈ります🌹
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